概要
「LF-Supplement」は、プログラミングの際に面倒な長い単語の入力をサポートする、文字列補完マクロです。
入力したい文字列の先頭何文字かを入力してから LF-Supplement を起動すると、辞書ファイルの中から入力中の文字列で始まる文字列の一覧を表示してくれます。あとは、候補の中から入力したい文字列を選択するだけで、残りの文字列を自動的に入力してくれるため、標準 API の多い Java プログラミングなどで威力を発揮します。
辞書ファイルは単なるテキストファイルなので、簡単に用意することができます。(Java クラス用辞書と、Java 予約語用辞書、田楽 DLL 用コマンド辞書がサンプルとして付属しています。)
また、他にも LF-Supplement には以下のような特徴があります。
- 複数の辞書ファイルから候補の検索が可能
- 拡張子毎に辞書の切換が可能
- 前に選択した文字列を優先的に表示する学習機能
- GUI画面で設定が簡単
使ってみよう!!
例えば、秀丸エディタで Java プログラムを作成する場合に LF-Supplement を使用してみましょう。付属の説明書の【5】インストール&アンインストール にしたがって田楽 DLL と LF-Supplement をインストールしたら、まず、辞書ファイルの設定を行います。「マクロ (M)- マクロ実行 (X)」で LF-SupplementConfig.mac を実行してください。
ダイアログが現れたら、「拡張子の追加」ボタンを押して、java と入力します。左上に「拡張子 .java の設定」と表示されましたね?
次に、右側にある「追加」ボタンを押して、サンプルで付属してる J2SE1.3.dic を選択してください。中央のリストにファイル名が追加されます。あとは、左下の「OK」ボタンを押して設定を保存すれば準備は完了です。
それでは、LF-Supplement で StringBuffer という文字列を入力してみましょう。まず、秀丸で拡張子が java のファイルを開いてください。拡張子が java になっていないと、先ほどの設定が有効にならないので気をつけてください。(LF-Supplement は拡張子で使用する辞書ファイルを切り換えます。)
ファイルを開いたら、以下のように最初の Str だけ入力してください。
この状態で LF-Supplement.mac を起動します。Str で始まる文字列の一覧がカーソル位置にリストで表示されましたか? この中から、目的の StringBuffer を選択してリターンキーを押します。以下のように残りの部分が自動的に入力されます。
さらに、もう一度同じことを行ってみてください。今度はリストの先頭 に StringBuffer が表示されました。このように、LF-Supplement では一度選択した文字列を最初に表示することができます。
操作方法
● 起動
「秀丸エディタ」の「マクロ (M)- マクロ登録 (E)」で LF-Supplement.mac を登録してから、適当なキーにアサインするか、「マクロ (M)- マクロ実行 (X)」で直接実行してください。
使ってみよう!! で示したとおり、カーソル位置の文字列で始まる単語を辞書から検索して表示しますので、入力したい候補を選択してください。文字列の残りの部分が自動的に入力されます。
複数の辞書を設定している場合は設定された順に辞書を検索し、候補を表示します。また、学習機能が ON になっている場合は、学習結果 (過去に選択した単語) から先に検索します。
まとめると、候補は以下の順番で表示され、各辞書の候補の間はセパレータで区切られて表示されます。
1. 学習結果から検索した候補
2. 辞書1から検索した候補
3. 辞書2から検索した候補
......
n. 辞書 n-1 から検索した候補
また、補完候補が 30 を超える場合は、「補完候補が多すぎるので検索を中止しました」というメッセージが表示されて、30個までの候補しか表示されません。
また、LF-Supplement の設定で「検索時に大文字小文字を区別しない」を ON にしておくと、辞書から検索を行う際に大文字小文字の区別を行わないようになります。このオプションを使用することで、大文字小文字を間違って入力しても LF-Supplement による修正を行うことができます。
● 学習機能
LF-Supplement では、一度補完した文字列を記録しておき、次回検索時に優先して表示することができます。このため、同じ文字列をなんども使用する場合、カーソル移動の手間を省くことができます。学習結果は拡張子毎に userdic_.(拡張子) というファイル名で秀丸マクロディレクトリに保存されます。
学習機能は設定によって有効 / 無効を切り換えることができ、また、有効にした場合は最大いくつまで記憶するか指定することができます。この場合、最大数を超えた文字列は学習結果から自動的に削除されます。
● 複数辞書設定機能
LF-Supplement では、複数の辞書ファイルから補完候補を検索することができます。辞書のメンテナンス上、複数ファイルに分けておいた方が便利な場合に有効です。例えば、サンプルでは Java 言語の予約語用辞書と、Java1.3 API 用辞書の 2 つに別れています。この 2 つを使用することで、将来的に Java の API 用辞書だけ差し替えることができます。
● 拡張子毎の辞書ファイルセット変更機能
LF-Supplement では、編集しているファイルの拡張子毎に辞書ファイルセットを切り換えることもできます。例えば、C 言語のプログラムを書いている際に、Java の API が補完候補として出てくると困るので、拡張子毎に辞書ファイルを切り換えられるようになっています。
● 各種設定
(1) 設定マクロの起動方法
学習機能の設定、拡張子毎に使用する辞書ファイルの設定は、設定用マクロ、LF-SupplementConfig.mac を使用して設定することができます。設定結果は、LF-Supplement.ini に保存されます。
LF-SupplementConfig.mac を実行するには、「秀丸エディタ」の「マクロ (M)- マクロ登録 (E)」で LF-SupplementConfig.mac を登録してから、適当なキーにアサインするか、「マクロ (M)- マクロ実行(X)」で直接実行してください。
(2) 拡張子毎の辞書設定
設定ダイアログでは、まず最初に「拡張子の追加」ボタンを押して拡張子 (ピリオドは除く) を入力し、右側の「追加」ボタンで、その拡張子で使用する辞書を選択してください。検索は上にある辞書から順番に行いますので「上へ」「下へ」ボタンで順番を変更してください。
最後に「OK」ボタンを押すと設定が反映されます。別の拡張子の辞書ファイルを変更したい場合は左上のコンボボックスから選択することができますが、「OK」ボタンを押す前に拡張子を変更すると、前の拡張子の変更結果は反映されなくなってしまいますのでご注意下さい。
拡張子の設定や辞書ファイルを削除したい場合は、それぞれ「拡張子の削除」、「削除」ボタンから行ってください。
(3) 学習機能の設定
設定ダイアログの「選択した単語を学習する」をチェックすると、学習機能が有効になります、その場合、「学習する単語の数を制限する」をチェックして、数を入力することで学習する単語の数を制限することができます。制限を行い場合は無限に学習していきます。(使いにくくなりますので、適当な数で制限をかけておくことをお薦めします。)
学習辞書ファイル (userdic_.*) の保存先は「学習結果の保存先」で指定することができます。何も指定しない場合は、LF-Supplement のマクロが置かれたディレクトリと同じディレクトリに保存されます。
(4) 検索時に大文字小文字を区別しない
この項目をチェックすることで、辞書を検索する際に大文字小文字の区別を行わないようになります。詳細は、操作方法をご覧下さい。
変更履歴
2001.12.09(Sun) Version 1.01
- [機能追加]
-
・検索時に大文字小文字を区別しないオプションを追加。
・学習結果の保存先ディレクトリを指定できるようにした。
2001.12.02(Sun) Version 1.00
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