設計主任は、人力飛行機の大部分の設計(機体のスペック、翼の平面形や主桁の構造など)を担っている役職です。


吉村 友里

Meister初の女性設計。
2004年度、数多くのトラブルを乗り越えんと奮闘中。
最近やたら「若さ」や「年齢」に対して敏感になっていきている。

■設計主任Concept
2004年度の人力飛行機部門 設計主任の活動コンセプトです。


最新2004 7月第4週
琵琶湖の風向記録などを見ていました。

過去の活動状況を見る


■Halcyon三面図
2004年度機体の三面図が出来上がりました。

■桁試験
実際に製作した主翼桁を全て接合し、荷重をかけて性能を調べる実験です。

■片持ち
Meisterで採用している、独特の翼構造です。

■桁破壊試験
新しく設計した桁の性能がどのくらい出ているのかを調べる実験です。

■設計主任memo2 「ply構成」
これは、桁のply(層)構成のことです。桁というものは、何枚ものプリプレグシート(1方向のみor十字に炭素繊維が走っていて樹脂を染み込ませてあるシート)を重ねて作られます。
桁の性能は、重ねていくプリプレグの特性(樹脂の量、弾性率をはじめとするシートそのものの種類や、桁の方向に対して繊維の方向を平行、直角、45°方向にすることで特性が変わる)によって自在に変わるので、 使用する部位に応じて必要な強度、剛性が出るply構成を決めるのが、設計主任の役目です。

■設計主任memo 「桁」
桁というのは、CFRPで作られた中空のパイプのことで、我々はそう呼んでいます。
桁は、翼や胴体の骨組みとして使用され、飛行機の形状を保つもっとも基本的、かつ重大なパートです。
この性能を計算して、構造、寸法を決定するのが、設計主任の主な仕事の一つなのです。